ターブセラピーが他のどのセラピー・プログラムより効果的なのは、その強烈さ(Intensity)の故にある。それぞれの患者の状況に応じてター ブ・セラピーは2~3週間にわたって、昼食と短い休憩を挟んで一日3時間半、または7時間行われる。患者はクリニックを離れた後、夕刻、夜間、ウイークエ ンドに宿舎で独自に訓練を継続しなければならない。ターブセラピーを完了すると、患者は個々人のために作られた家庭で行うべきセラピーのプログラムを 渡される。退院後の患者はまた、4回の自己評価を行うことを要求される。これはクリニックが患者のその後の状況を追跡し、家庭におけるリハビリを 効果有らしめるようアドバイスをするためである。加えて、セラピスト患者は、その後数ヶ月にわたって常時電話によるコンタクトを取ることとなる。
成功するために、患者として厳格に定められたルールを守り、完全にその役割を果たす必要がある。ターブセラピーは患者のためにあることを確実なものにするためには、患者自身も積極的に関与することが求められる。ターブセラピーは患者がチャレンジすることを前提としてデザインされている。このセラピーで患者は時に大きなフラストレーショと疲労を感じる。ことに初期の、まだ成果が見えて来ない時期にはなおさらである。だからこそ次のようなことが大切なのである。
結果を出すためには、次のようなことをがんばって貫徹しなければならない。
ターブセラピーにおいて、患者は担当の理学療法士または作業療法士と1対1の関係でセラピーを実施することから、クリニックは患者とセラピストの間のよりよい人間関係の構築にあらゆる努力を傾注している。
したがってセラピストによる
ターブセラピーは非常に効果的であるが、反面非常に過酷な訓練である。ターブCIセラピーの患者は肉体的にも精神的にも疲れ果ててしまう。結果が即座に出るものではないので、ことに治療の初期に於いて患者は失望を感じる。しかしながら第1週目の終わりころまでには、多くの患者たちは彼らハードワークの結果として彼らの人生を変えるような成果の兆しを見ることとなる。このような状況こそセラピーの期間を通して介護者の支援が重要な意味を持つのである。
患者がゴールに達するために、同伴介護者の支援を必要としていることは疑いのない事実である。
家庭でのプログラムを継続的に行うことは、患者の長期的観点から見た成功のために決定的な要因である。
所要の費用は、個々の患者の症状によってどのくらいの期間の訓練(Training)が必要であるかによって定まる。クリニックはそれぞれの患者が必要 なサービスの度合いよって費用を定めるシステム(A fee- for-service basis) をとっている。 患者は治療の開始に先立って治療費を支払わなければならないが、一旦払い込まれた治療費は返却されない。医療保険の適用はない。患者は、治療にかかる すべての費用、交通費、宿泊費などを支払わなければならない。しかしながらターブ・セラピー・クリニックはバーミングハムにおける交通、宿泊に関する情 報を用意している。